よくご相談を受けている中でも、
「彼女は初めて結婚を意識できたんです」
と心強いお言葉を話してくださる方がいらっしゃいます。
ただ未練があって復縁したいというだけではなく、その想いの強さを実感できるので、お話を伺っていても心強く感じます。
ですが、最近特に目立つのが、『お二人の結婚観に違いがある』というケースです。
例えば片方には結婚願望がなかったり、子育てへの考え方の違いがあったというのも増えて来ています。
「おひとりさま」が当たり前になってきた世の中で、生き方にも多様性が生まれていますから、結婚に関してもいろんな考え方が尊重される時代になったのでしょう。
きっと、昔なら「多少の結婚観の違いなら二人ですり合わせるか、我慢しなさい!」と言われていたのでしょうが、今はそうでもありませんからね。
ただ、結婚観の違いで別れたお相手とは、これがきっかけで
「こんなんじゃ一緒にいたって幸せにはならない」
こんな風にお互いのすべての価値観そのもの違いにまで話が飛躍して別れ話になってしまうことが多いようです。
本当なら誰にでもありうる、ほんの一部分だけの価値観の違い。
今回はそれが「結婚」という分野の価値観の違いになるわけですが、二人の将来に期待できず別れてしまった場合にはどのように復縁を目指せばいいのでしょうか…
今回は、結婚観の違いで別れた元彼・元カノと復縁する方法についてお話しします。
目次
「結婚を前提」にした復縁は目指さないようにする
冒頭でもお話ししましたが、お二人は価値観の違いとは言っても「結婚」という一部分においてすれ違ってしまっただけのはずです。
ですが、その一部分が擦り合わせられなかった以上、その問題を解決できる前段階から「あなたと結婚したい」という気持ちを全面に出してしまっては、お相手も復縁しようとは思えません。
もしかしたらお相手はすぐにでも結婚したい、でもあなたはもう少し色々な準備をしてから結婚したいをいうパターンもあり得ますね。
これも同じように、お相手の求めるようにすぐに結婚ができないのなら、結局復縁してもお相手に我慢を強いることになってしまいますから、お相手はあなたとの復縁にメリットを感じられません。
当たり前ですが、結婚したいと思う前に、まずは復縁をすることが大切です。
あくまでも結婚はお互いを思い合う中での延長線になりますから、結婚の為に復縁をするのではなく、支え合える2人となって復縁をすることで
と思ってもらえるようにするのが、結婚願望がない人との復縁には重要なポイントとなりますよ。
別れたことを引きずらない
付き合っていた人とのお別れは、別れに至るまでの間に「なんとか修復しよう」とする努力もあったことでショックが大きかったり、気持ちを受け入れてもらえなかったという悲しさがありますよね。
ただ、この状態を続けてしまうのは、それだけ復活愛を遠ざけてしまう要因にもなるのです。
なぜなら、今回のような結婚観の違いによる別れの場合、
「結婚観が合わないから、あなたの将来のためにも自分とは一緒にいない方がいい」
といった、お相手のあなたを思う気持ちがあってお別れしているからです。
ですから、あまりにも別れのショックをひしひしと感じてずっと落ち込んでいると、
「あんなに落ち込んでいるのなら、もう関わらない方がいいかな」
という気持ちを相手が持ってしまい、余計に復縁への意識が持てず、距離を置いてしまうどころかどんどん離れていってしまう恐れがあります。
これからお相手とはたくさん連絡を取り合って、もう一度好きになってもらわなければいけないのに、これじゃあ復縁どころじゃありませんよね。
ですから、別れた後には、
「確かにショックだったけど、絶対嫌な別れじゃなかったよね!」
と前向きでいましょう。
あくまで前向きでいればいいだけなので、
「一人になった方が気楽」
といったように、まるでお相手がいない方が良いと思われるような態度にならないように注意してください。
すぐに別の異性との出会いの場(合コンや紹介)に行ったり、誰かにお相手の悪口を言ってしまうとこういった誤解を招きやすいので注意しましょう。
こういった部分に注意しておけるといいですね。
お相手に罪悪感や気まずさを残さない態度でいて、いつでもお相手が気軽に連絡できるようなあなたでいてあげてください。
お相手に「今までで一番いい恋人だったな」と思わせる
どんな人でも、時間が経つにつれて過去のことを美化するものです。
そのため、恋愛や人間関係においても、その当時はすごく頭を悩まされたような人だったとしても「あの時は大変だったけど、悪い人じゃなかったな〜」なんて思えるようになってきます。
こういった人のクセを逆手に取り、お相手に「(あなた)が一番の恋人だった」「素敵な人だった」と思わせることで、お相手の意識に強く残るようにしましょう。
この「時間が経つにつれて美化される」というのは、数年単位の時間が必要になることがほとんどです。
しかし、とある方法を使うとほんの少しの時間でお相手に「(あなた)さんはいい人だったな」と思わせることができます。
その方法とは、
- 別れ際に縋らない
- あなたの方も「(元彼、元カノ)は、すごく良い(男、女)だった!」と公言する
- 別れてからお相手の悪口を言わない
- 興味本位だけでお二人のことを聞いてくる人に、ペラペラお二人のことを話さない
このように、お相手を立てたり、迷惑をかけないように大人な振る舞いをすることです。
こういった行いは「別れてからも自分のことを大事に思ってくれているんだな」と実感しやすく、自然と感謝の気持ちを持つようになります。
「気持ちを分かってくれてありがとう」「配慮してくれるその気遣いが嬉しい」という気持ちが、「そんなに大人な対応ができる(あなた)さんはすごいな」という尊敬に変わり、
「(あなた)さんは、今までの恋人の中で一番素敵な人だった」
という考えになり、強くお相手の心の中に残ることができます。
何か相手を傷つけたりして別れたようなケースとは違い、この結婚観の違いで別れたケースでは、お相手に嫌われてしまったという自体は考え難いです。
だからこそ、比較的簡単にこういった「(あなた)さんは今までで一番良い恋人だった」という意識を持ってもらいやすいという特徴もあります。
特にお相手と共通のご友人がいる場合は、別れた後はお相手だけでなく、お相手の周りの人に対する振る舞いにも意識を向けてみてくださいね。
最強のアピール「お相手にとって居心地のいい存在」
どんな人がタイプであっても、最終的に選ばれるのは一緒にいて居心地のいい人です。
居心地がいい人とは具体的にはどう言った人を指すのでしょうか。
それはその人の価値観によって大きく変わるのですが、大まかには、
- 「これされたら嫌だな」と思うところが同じ
- 「やっぱり(元彼、元彼)は○○だと思った」などと、相手を理解している
- お互いの接し方や、物事に対するテンションが同じ
このようなものが多いでしょう。
先ほどもお話ししたように、「居心地がいい」と思ってもらうには価値観が合うことが条件です。
今はまだ結婚という分野においての価値観は合わせきれていないと思いますが、その他の大まかな部分で価値観を合わせていきましょう。
好き合って一緒にいた二人なら大体の価値観は合うと思いますので、どちらかというとそのアピールの方が肝心かもしれませんね。
アピールの方法としてオススメなのは、
- お相手から連絡が来たら「ちょうど今連絡しようと思ってたんだ」と言う
- 「やっぱり(お相手)には話しやすいな」と特別感を見せる
- 「別れたら気まずいと思ったけど、案外大丈夫だった」と心を開いて見せる
こういった見せ方がオススメです。
お相手があなたと接するたびに緊張しすぎては「居心地がいい」とは言えませんので、あなたから心を開いたり、オープンに接することでお相手に緊張感を持たせないようにするのです。
その上で、特別感を見せたり、物事のタイミングや価値観があっているアピールを見せて、「やっぱり(あなた)さんと一緒にいると居心地がいい」と思ってもらいましょう。
合わせられるなら、お相手の結婚観に近寄らせる
復縁の基本は、まず別れの原因を払拭することにあります。
ですから、今回のように結婚観の違いでお別れしてしまったような場合には、当然その結婚観を合わせる必要があるわけです。
その為にはあなたの中で譲れる部分はお相手に合わせるよう努力をしてあげましょう。
例えば、
- 結婚に焦る年齢の違い
- 結婚後の働き方について
- 子供についての考え方の違い
- 結婚後の趣味や友だちづきあい、お互いの家族についての考え方の違い
など、一言で結婚観とは言ってもいろんな面があります。
ですから、「〇〇については譲歩できるけど、□□についてはどうしても考え方を変えられない」という部分もあると思います。
こういったすれ違いにおいては相手に考えを変えてもらうことを期待してしまいがちですが、お相手も何らかの事情があって譲れない事情を抱えている可能性もあるのです。
ですから、人に求めるのではなく、自分が変わることでこの結婚観の違いという別れの原因の払拭を図りましょう。
その際に、お相手に指摘されたことのある自分の癖なども振り返り、一緒に改善できるように努力できたらもっと素敵です。
振られている立場からすれば、さすがに「別れてよかった」と考えるのは難しいかもしれませんが、
このように考えてみれば、一生を無駄にしなかったと考えられるでしょう。
結婚をしてからお互いの理想の夫婦像や家族像が異なっていたら、周りにも迷惑をかけてしまうことになりますからね。
今、この段階でお二人が別れてしまったことにも何かしらの縁や意味があるのでしょうから、そういったものを無駄にしないためにも、きちんと二人のすれ違っている部分を摺り合わせる努力をしましょう。
お相手にとって気分の良い連絡を心がける
お相手への連絡は復縁の基本ですが、思いのままに連絡してしまうのはNGです。
いくらお互いが嫌いあっていないとは言え、やっぱり別れてしまった以上はそれなりの区切りをつけて関わりあうのがお約束になりますよ。
復縁に有効な基本的な連絡方法としては、お相手にとって気分のよい連絡をすることにあります。
より具体的に言うと、
- 返事がないのに何通も連絡しない
- お相手が返事に困るような質問をしない
- 堅苦しすぎる内容にならないように気をつける
このような連絡が理想的です。
内容に関しては始めのうちは思いつかないことも多いと思いますので、復縁活動をし始めた頃や、お相手との気まずさが強いうちは、
- お相手の趣味に関する質問
- お相手の得意分野に関する質問
このように「質問」をメインで内容を考えていくのがオススメですよ。
「あ、これを聞きたくて連絡してきたんだな」と未練以外の口実で連絡をしたと思ってもらえたらパーフェクトです。
もしお相手も別れてからのあなたに心を開いてオープンに、フレンドリーに接してくれているのなら、あなたもそれに合わせて応対しましょう。
【お相手のテンションに合わせて接する】というのも非常に重要な要素ですので意識しておいてくださいね。
本当に大事なことを忘れないようにしよう
結婚観の違いで別れてしまったカップルの場合、何をするにしても「でも結婚観が合わない」と「結婚」というワードにこだわりすぎてしまうところがあります。
確かに、恋愛の果てに結婚ができたらそれはすごく素敵なことですよね。
でも、あなたもお相手も、結婚がしたいが為だけにお付き合いを始めたのではないと思います。
もし始めから結婚を前提とした婚活から始まったお付き合いだったとしても、付き合っていくうちに、
「自分だけじゃなくて、この人も自分といることで幸せになってほしい」
こんな風に思えたからこそ、今復縁を目指そうと思えるほど、お相手のことが簡単に忘れられないのですよね。
ですから、結婚を前提にしたい相手だとしても、その以前に、お二人はお互いの心を尊重し合える大切な人なんだということを思い出し、今回ご紹介したことを復縁活動に活かしてください。
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