かつて将来を誓い合い、一生添い遂げようと約束し合ったお2人。
そんな2人でも、長い時間を過ごす間にいつしか心がすれ違ったり、いがみ合ってしまったりする事があります。
一緒にいるといつも喧嘩ばかりという2人もいれば、会話がなくまるで他人のように避けられてしまうケースも少なくありません。
こうした中だと、
という思いから別居を選んだり、相手から別々に暮らしたいと言われて受け入れる場合が非常に多いです。
ただ、別居には色々考えなくてはいけない事や、問題がつきまとうもの。
例えばこちらは仲直りするための別居と捉えていたのに、相手は離婚の準備のための別居と考えていたり、別居期間が長くなった事で相手が自立してしまい、修復が難しくなったり…。
別居期間が長くなると、それだけで判断される事はほぼありませんが、離婚を法的に認められてしまう事由の1つになる事もあります。
そんな別居関係をできるだけ早く解決する方法、穏やかに同居へ戻る方法を今回は7つまとめてご紹介します。
別居中の方も別居の危機に直面している方も、自分とパートナーに当てはまる方法を見つけて、もう一度一緒に暮らせる毎日を取り戻しましょう!
目次
役割の大きさを再認識してもらう

別居を始めてまず変化するのは、お互いに全てを一人でしなければならなくなる、という点です。
一人で身の回りの事をするようになった時、やっぱり困るのは元々相手に任せていた側です。
食事の準備、洗い物、洗濯に掃除にゴミ出しなど、生活するためには色々な仕事をこなさなければなりません。
それらは毎日降ってきますし、怠けることはできても、一切手を付けない訳にはいかないものです。
さらに、怠けていれば生活環境が悪くなっていき、その中にいる事でイライラしたり、落ち着かなかったりという影響もあるでしょう。
もし、相手がこれまであなたに家事を任せていたのなら、あなたというパートナーが欠けた事でかなり大変な思いをしなくてはなりません。
最初は別居を続けるために頑張ろうとするはずですが、徐々にストレスが溜まってきた頃を見計らって
「掃除大変じゃない?」
などと労う形で探りを入れてみてください。
相手があなたの役割の大きさを身を持って感じていれば、その優しさに心が揺らぎ、戻ってきてほしいと感じてくれます!
将来の話をする
2人が結婚した頃も、きっと多かれ少なかれ将来のお話をしたと思います。
その頃は一緒に幸せになるため、今よりもっと素敵な未来のために意見を交わしあったことでしょう。
それとは少し違い、別居から復縁するために将来の話をするなら、
- マイナスな未来
- 辛い未来
を話すのがとても有効です。
別居や離婚するほどに離れたい気持ちを持っている人というのは、基本的に「今」のストレスをどうにか取り除きたくて行動します。
反対に言えば、そこまで我慢したからこそ、もう限界だ、別居や離婚したいという心境になるものです。
ですから、未来の事を冷静に考える余裕がなく、とにかく離れればストレスから開放される、安泰だと考える場合がほとんどです。
しかし、実際に離婚をするとなれば、この先
- 1人で年老いていく不安
- 経済的な不安
- 社会的に「離婚経験者」として見られる不安
- 子供と距離が生まれたり、恨まれてしまう不安
代表的なものでも、これだけの大きなネガティブ要素を背負って生きていかなくてはならないのです。
そうしたマイナス面を引き受けなければいけない未来について冷静に話せば、相手も今のストレスだけに囚われて短絡的に応えを出す事を思いとどまってくれます。
冷静に向き合ってもらうためにも、第三者の話や聞いた話という形で伝えられるのが、受け入れて頂きやすく効果的です!
別々の人生を想像してもらう

これは上でお話した方法とは少し違って、この先別れた後の「あなた」の様子を想像してもらう、というやり方です。
結婚し、ある程度一緒に暮らしてきた状態だと、相手はあなたが自分のパートナーである事を「当然だ」と認識しています。
自分が良くも悪くも一番良く知っているし、他人になる事をうまく想像できない心理状態です。
しかし、別居が続けばそれぞれ別々に過ごす時間が増えていきますし、その中でもちろん相手の知らないあなたの顔も増えていきます。
その様子を敢えて実感的に伝える、という方法です!
これまであなたがしなかったような事、行かなかったような場所、会わなかったような人々との接点が増えているように振る舞いましょう。
相手は自分の知らないあなたの姿が気になり、変わっていく様子に寂しさを覚え、これ以上変わらないでほしい、自分の知っている姿でいてほしいと思ってくれます!
異性関係ばかり派手にしてしまうと離婚について争う際に不利になってしまいますので、その点だけ注意しましょう。
ストイックな自分磨きをアピールする

別居中にあなたが離れている時間をどのように使えているかも、相手が復縁を考えるかどうかの重要な判断材料になります。
実際に自分磨きのチャンスでもありますし、相手からマイナスに思われていた部分に関して重点的に自分磨きを行いましょう。
その様子がストイックであればあるほど、
「今度こそ自分を満足させてくれるのではないか」
という期待を持ってもらう事ができます。
ストイックさを感じさせるには、何よりもまず
「目標設定」
を明確に行う事が重要です。
いつまでに達成するという「期間」でも良いですし、「回数」、または毎日行うと決めるなど「継続」を目標にしてもOKです。
決して楽ではない目標をクリアするために努力している様子はもちろん、それによってどんな成果が出ているのかを伝えるのも忘れないようにしましょう。
子供の幸せについて話す

子はかすがいと言いますが、2人の間に子供がいるなら、その子の話をするようにしてください。
子供は親よりも人生経験が少ないため、何事にも感じやすい、影響されやすい心を持っています。
子供の頃に心が傷つくと、それはトラウマとして後々まで残りますし、その子の性格や行動傾向、価値観に強烈な影響を与えてしまいます。
たった少し怒られた、叩かれただけでも状況によっては生涯忘れられない傷になる事があります。
ましてや両親の離婚という、自分の存在の基盤を揺るがすような大きな変化が起これば、確実に子供の将来観や結婚観に影を落とします。
こういう部分をきちんと話し合う事は大切ですし、今後を考え直してもらうのに効果的ですが、相手を責めるような話し方になってしまっては、戻れたとしてもこれからを仮面夫婦のように過ごさなくてはなりません。
「この子を幸せにしてあげられるのは私たちしかいない」
というように、自分の責任も認めて共同作業をしていこう、と訴えかける事が大切です!
周りに説得してもらう

どうしても自分からの言葉が相手に届かない場合は、周りに説得してもらう方法も検討してください。
周りに協力者がいれば話はスムーズですが、そうでない場合はまず協力者となってもらえそうな人物を見つけて、その人にも
と感じてもらわなくてはなりません。
そのためには、まずあなた自身で
をできるだけ沢山ピックアップしておく必要があります!
自分が相手にどんな事をしてあげられるのか、相手はそれによってどんな恩恵を受ける事ができるのか。
そうした点が明らかなのに、相手が意固地になって別居を続け、復縁を拒んでいるという風に協力者へ伝われば、その人も復縁のために一枚脱ごうという気になってくれるでしょう。
別居婚を受け入れる

最後に、復縁を優先する手段として、「別居したまま復縁する」方法にも触れておきます。
別々に暮らす中である程度の距離感を保っていたほうが上手くいく、お互いストレス無く相手を大切にできるというケースは実際にあるものです。
そういう関係性の場合、今の状態で無理に別居を解消しようと働きかける事は、今の悪くない関係性を再び険悪なものにしてしまう危険をはらんでいます。
もし愛のある別居状態に落ち着いているのなら、一旦この「別居婚」という状態を受け入れる、と宣言するのは、非常に大きなプラスイメージとなります。
これにより、相手の求めている関係の形や価値観を、まるごと受け入れられる印象を与える事ができるのです。
加えて、人は嬉しい事をしてくれた相手に「お返し」をしたくなる習性を持っています。
そのための伏線としての「別居婚」、一緒に暮らせていないだけで愛情には満足しているという場合は視野に入れてみるのがおすすめです!
別居にも「プラス面」があります
夫婦が別々に暮らしているという事実は、それだけで良くない事、上手くいっていない証拠だと捉えられがちです。
しかし、お互いが傷つき続けるような同居をするなら、いっそ一旦離れたほうが冷静に関係を見つめ直せるメリットもあります。
冷静さの中で、これまで見えてこなかったお互いの優しさや思いやりに気付ければ、離れているからこそ
気持ちがうんと大きく膨らんでいくものです。
別々に生活している状況をマイナスにばかり捉えず、「プラス面」を見つけて心を重ね合わせるために活かしていきましょうね!
また離婚の危機からどうしても関係改善をしたいのなら「男性心理を活用し復縁したいと思わせる方法」のカテゴリー記事も参考にしてみてください。