お互いに不満もないし、何かしらのトラブルがあったわけではない。
それでも、別れてしまうカップルがいます。
例えば、どちらかが病気にかかってしまったことでお相手に負担をかけたくないと思って別れを選んだり、仕事の都合で転勤があって遠距離になることで別れを選んだり。
お互いに不満がない理由での別れは様々ですが、中でも心残りになりやすいのが【親の反対で別れた】というものではないでしょうか。
何十年も前の話ならまだ分かりますが、自由恋愛が認められる現代において、親の一言で別れざるを得ないというのは非常に心が痛いですよね。
「なぜ応援してくれないのか」
こんな恨み節まで出てきてしまいそうです。
でも、お互いが本当にお互いに不満を感じていないのなら、復縁は不可能ではありません。
そこで今回は、自分の親に反対された場合とお相手の親に反対された場合、そして、どちらのケースでも共通して行うことに分け、親の反対で別れざるを得なかった恋人との復縁について勉強していきましょう。
目次
自分の親に反対されてしまった場合
反対の理由を聞く
お相手の親御さんには気が引けて聞けないことでも、自分の親であればしっかりと「なぜ?」と聞くことができると思います。
そんな立場を生かし、なぜお相手との交際を反対されたのかの理由をしっかり聞きだしましょう。
親というものは、基本的に子供の幸せを願っているものです。
また、当然のことですがあなたよりも長生きしているわけですから、何事に対しても経験が豊富であり、経験があるからこその考えや予感があって、あなたとお相手の交際に反対をしているのかもしれません。
「悪いことは言わない、(お相手)さんはやめておきなさい」
「まだ結婚は早いんじゃないかな」
こんな風に反対をする理由をはっきりしてくれない場合、先ほどお話ししたような親御さんの経験則からくる考えや嫌な予感から交際を反対している可能性があります。
もしくは、あなたの知らないところで、お相手とあなたの親御さんの間に何かがあったのかもしれません。
特にお相手が女性の場合で結婚を反対されている場合、復縁するにしても「嫁・姑問題」に発展してしまう可能性があるので注意をしましょう。
「ただなんとなくダメ」ではあなたも納得がいかないでしょうし、親御さんの真意を知るためにも、きちんと本当の理由を聞き出してください。
お相手のフォローも忘れないように
いくらお互いに嫌いあっていないとはいえ、別れたことにショックを受けてしまう人もいます。
というより、嫌いあっていないからこそ離れなければいけないことに傷ついてしまって、「あなたと連絡を取るのが辛い」と音信不通にしてしまうケースもあるのです。
お相手からすれば、
- 自分を認めてもらえなかった
- 将来に希望が持てない
- 好きな人と好きなまま離れなければいけない
こんな状況なのですから、心中穏やかじゃないのは明らかですよね。
あなた自身もお相手とのお別れでかなりのショックを受けていると思います。
ですが、そこであなたが復縁したい一心でお相手を放ったらかしてしまっては、お相手もいつか押しつぶされてしまいます。
復縁を目指す以上、あなたはお相手にとって癒やしであり、感情をさらけ出せる唯一の休息が取れる場所でないといけません。
ですから、
- 定期的に連絡を入れる
- たまには二人で笑い合えるように遊んだり冗談めかした連絡を入れる
- (お相手も復縁に前向きな場合)自分の親との話し合いの進捗を報告してあげる
こんな風にしてお相手とのコミュニケーションを絶やさないようにしましょう。
また、基本的に復縁には冷却期間が有効ですが、今回のようなケースでは逆に連絡しない時間を設けてしまうと、
- 気まずさを増してしまう
- 辛い気持ちを忘れようと早めに新しい恋人を作ってしまう
こういった可能性がありますので、親の反対が理由で別れた場合には冷却期間は取らない方向で復縁活動をしていきましょう。
お相手の親に反対されてしまった場合
常識、教養があることをアピールする
お相手のご両親に結婚の報告をしたり、顔合わせの為の食事会などで数回会ったけで反対されるようなら、その時に相手方のご両親の心証を悪くするような事をしでかしたのかもしれません。
例えば、
- はっきり挨拶していない
- 目を見て話さない
- 食事マナーがなっていない
など。
最近ではそこまでマナーや教養を気にする人もだいぶ少なくはなりましたが、あまりにも基本的なことができない場合、「教育レベルが違う」と思われ悪印象につながってしまうことがあります。
あまり専門的なことまで覚える必要はありませんが、社会人として求められる最低限基本的な常識や教養はアピールした方がいいでしょう。
具体的にはご両親に会った時に失礼があったのなら謝罪をするといった行動になりますが、すでにお相手との別れが成立しているのなら、
- どこかに出かけた際にはお相手やご家族にお土産を用意する
- 街で偶然お会いするようなことがあれば、避けたりせずにきちんと挨拶をする
- お相手への連絡でも、あまり甘えたような口調は控えて常識的な口調にする
- 深夜や早朝の連絡、家へ押しかけると言った非常識なことはしない
- お相手が困っていることがあれば率先して力になる
このように、直接お相手のご両親に会うことがなくても常識や教養があることをアピールしましょう。
相手の迷惑をきちんと考え、常識的に行動をするといえばとてもシンプルでわかりやすいと思います。
「こんなことでもいいの?」と思われがちですが、意外と親の反対で別れた後は「親が別れた元恋人のことを詮索してくる」ということも多いので、ここでお相手があなたを良いように話してくれるようにしておくというのが大事なのです。
家庭的な面を見せる
家庭的な面といっても、料理、洗濯、掃除、相手の親御さんへの対応、相手の友達への気遣いなど、様々なシーンが考えられます。
また、男性でも最近は「イクメン」と言われたり、子どもが生まれたら家事を手伝うのが当然という風潮になってきましたから、しっかり家庭的な面を身につけなければいけません。
料理1つにしても、ただ種類豊富にできれば良いというものはありません。
例えば、
- お相手の好きそうなレパートリーを増やす
- お相手の苦手な食べ物を好きになる様なメニューを作る
- 栄養バランスを考えた食事を作る
- お金のかからない材料でパパッと料理ができるスキルを身につける
こんな風に、ただ料理をするだけでなく、そこに思いやりを感じさせることが大切になります。
お相手の親御さんが地方の出身なら、その地方の料理を練習しておくのもオススメです。
ただ家事が出来ればいいということではなく、そこからお互いを支え合える実感に繋げられるような行動にしていく状況を持つというのを心がけてください。
相手の親族になった時に自慢できる存在になる
親たるもの、いくつになっても自分の子どもは可愛いものです。
ですので、やはり自分の子どもの伴侶にしたいと思う為の条件は、何を差し置いても【自分の子どもを幸せにしてくれるかどうか】にかかっています。
あなたが男性なら「人並みに稼いで娘に苦労させないでほしい!」と思いますし、あなたが女性なら「きちんと旦那(息子)を支えてくれるお嫁さんであってほしい!」と思うのが親心なのです。
しかし、実は親世代が交際を反対するのにはそれだけが理由ではないのです。
他の親族、ご近所などとの体裁にも意識がむいてしまうのが親世代。
いざ自分の子どもが結婚するという時に、親族や周囲の方にお話ししても恥じない人であって欲しい、自分の親族になって自慢が出来る人であって欲しいと無意識のうちに考えています。
ですので、人に自慢できる何かを身につけるようにしましょう。
なんだか自分がブランドのように感じるかもしれませんが、現実的なことを言ってしまうと、お相手の親御さんはあなたにとっては他人です。
思い切って割り切ることも時には必要になります。
どちらの親が原因でも、共通してするべきこと
それぞれの親の説得は、それぞれの家の子どもが行う
それぞれの親が別の言い分を持っている場合、説得にあたるのはそれぞれの子供がすることだと考えましょう。
あなたのご両親にはあなたが説得する、お相手のご両親の説得は、お相手が担当するということです。
仮にお相手があなたのご両親に進言したりすると、
「そうやってうちの子どもを騙しているのか!」
「なんか胡散臭い」
こんな風に、的確な言い分だとしても変に勘ぐってしまい、疑いの眼差しを向けてくるのをやめないかもしれません。
特に父親は、娘の交際相手から意見されると著しくプライドが傷ついてしまいます。
母親の場合でも、いわゆる”教育ママ”の場合は自分の子どもに並々ならぬ期待を持っていますので、自分の思い通りに子どもが納得してくれないとプライドを傷つけられてしまうのです。
そんな親御さんに対しては、
「自分の為に、どうか事を無事に収める協力をお願いします」
と、低姿勢でお願いするのがコツです。
これは他人がするよりも、親にとって可愛い子どもである自分の子が頭を下げる方が、親御さんの心を突き動かすのには効果的ですよ。
決して怒ったり親御さんの意見を批判するのではなく、情に訴えかけるようなスタンスでお二人の交際に納得していただきましょう。
「一緒に乗り越えよう」というスタンスでいる
たとえ別れてしまった場合でも、嫌いあっていないのであれば、心の底ではお相手もあなたのことを「必要だ」と感じているはずです。
ですから、別れて一人になってしまったのだとしても、自分一人だけで頑張ろうとするのではなく、「一緒に乗り越えよう」というスタンスでいましょう。
もちろん状況やお相手の性格にもよりますが、基本的にこう言ったケースでの復縁では未練を隠す必要はないと考えています。
好きな気持ちを隠してアプローチするよりも、「あなたのことが好きで絶対に一緒に居たいから、一緒に頑張ってほしい」と宣言された方が、このケースにおいてはお相手の気持ちも盛り上がることが多いためです。
きちんと好意を明確にしておけば、おそらくお相手も諦めきれなかったあなたへの想いや、それに伴う不安を教えてくれて、お互いがお互いの気持ちを確認することができますよね。
こうしてお互いがお互いの気持ちをしっかり理解できていれば安心感もありますし、二馬力で復縁に向かって進めるのでとっても効率的なんです。
本当に親の反対が理由なのか?を考える
あり得なさそうで意外に多いのが、「親の反対は別れるための口実だった」というものです。
つまりお相手は何か別の事情があってあなたと別れようと思ったけど、波風を立てないように「親の反対があるから・・・」と嘘の理由を話していることになります。
この場合は、すでにお相手には気持ちが残されていないというわけですから、これまでにご紹介してきたこととアプローチの仕方が異なります。
このケースではお相手の気持ちがもうなくなってしまったことを確かめるのが大事なので、
- お相手を傷つけたことはなかったか
- お相手に嫌な思いをさせるようなことはしなかったか
- お相手が嘘の理由で別れなければいけないほど、面倒臭いと思われることをしていないか
まずはこう言った部分を考えていきましょう。
自分のことはなかなか自分で分からないことも多いと思いますので、自分で振り返るのが大変な時は信頼できるご友人などに相談してみるのがオススメですよ
そのうえで、思い当たることがあるなら直接お相手に謝りましょう。
例えば、
もしそうなら、本当にごめんね」
こんな風に謝ったとして、お相手があなたの謝罪を否定しない場合、その思い当たることが本当のお別れの理由になっている可能性が高いといえます。
あとはその思い当たる点をしっかり改善しましょう。
この改善が出来ていないと、同じ繰り返しになってお相手をがっかりさせてしまいます。
別れはマイナスじゃない
親の反対で別れた恋人との復縁方法をご紹介しました。
基本的には親御さんの反対でお別れ・・・という前提で、親御さんへのアプローチも含めた復縁方法もご紹介しましたが、最後の方でお話ししたように、実は「親の反対で〜」というのがただの口実でしかない場合もありますので注意しましょうね。
お別れというのは価値観の相違や条件の不一致のように、一見お互いにとって「一緒にいるのはよくない!」というマイナスな印象があるように感じてしまうかもしれません。
ですが、もともとすべての価値観や条件が揃うような相手と出会う確率は隕石に当たるよりも低い確率を言われているくらいです。
むしろ、こうして別れたことでお互いが価値観や条件を揃えられるよう努力しあえるきっかけを持てたと、プラスに考えて頑張っていきましょう。
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